2008年10月 「地の果てまで」

使徒言行録 第1章8節

 あなたがたは、やがて力を受け、わたしの証人となる——イエス様がこう言ったのは、復活と聖霊降臨の間、弟子たちは十字架のショックから立ち直りつつある頃でした。復活の意味もまだ本当にはわかっていません。そんな彼らを、イエス様は“証人”として用いよう、それも《地の果てに至るまで》用いようと約束しました。

 《地の果て》というと、物理的に遠い所、辺境の地のことを思うかもしれません。でも、「隅々」とか「津々浦々」という意味もあれば、私たちの暮らしの「片隅」と言うこともできるのです。

 「地の果てまで」——ここにイエス様の強い決意が込められています。あの弟子たちのように、中途半端で未熟な私たちを用いる。そうやって生活の現場に、それもつい見落としがちな片隅に、福音の光を届けようというのです。

 じつは用いられる私たちにとっても、これは“福音”なのです。派遣された「地の果て」には、思いがけない喜び、新しい出会いがきっと待っているからです。



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