2009年6月 「あなたたちの命をあがなう」

出エジプト記 第30章16節

 聖書の中の神様は、いつも人間に裏切られっぱなし。人間は人間で、救われたいと切望しながらチャンスを逃し続けます。この関係を、聖書はよく「罪」という言葉で表わします。神様が良かれと思っていることを、人間は勘違いしたり、わざと無視したり……。神様もその罪を放ってはおきません。裁いたり、赦したり、とにかく関わり続けるのです。

 たとえば罪を「贖(あがな)う」ということ。贖うとは「大きな犠牲を払ってでも、失ったものを買い戻す」ことです。そして史上最大の贖い、それがイエス様の十字架だったわけです。人間を罪の連鎖から解き放つために、神様はそこまでするのです。なぜなのでしょうか。

 『出エジプト記』に《命を贖う》という話があります。罪ごと買い戻された人が、今度は他の命を贖う助け手になる、というのです。罪の呪縛に代わる「命の贖い」の連鎖。その中に生きよと、私たちひとりひとりに「贖い主」である神様が今日も呼びかけています。



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