2016年11月 「価値なき者の感謝 」

ルカによる福音書 17章 16節

  私たちは、感謝という言葉をたくさん 口にしたり、手紙などに書いたりしてい ます。聖書も感謝の言葉にあふれていま す。感謝することを強くすすめてもいま す。しかし聖書の登場人物たちは、いつ も手放し、喜びいっぱいで感謝している わけではないようです。

  優等生ではない、出来が悪く罪深い人 間たち。神様に顔向けできない…。そん な思いでいるときに、しかしだからこ そ、神様は思いを深め、そんな人間に徹 底的に関ってくださいます。そして、人 間のほうもまた、そのことに気づくと き、感謝を越えた、まるで叫びのような 思いがあふれ出る。そんな場面が聖書に はいくつも描かれています。

  格差や差別によって何の価値もない とされてしまった人にも、自堕落でろく でなしの自分を恥じてうなだれる人に も、自らを低くして社会の片隅に生きる 人にも、そういう状況だからこそもたら される神様の深い愛があります。それ は、今を生きるこの私たちにも。

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