2018年 1月 「神の国は」

マルコによる福音書

 1 章 15節

  1月 の 標 語

《神の国は近づいた》―このひと言 でイエス様の宣教が始まりました。神様 を身近に感じられず、救いも自分には無 縁だと思っている人に、神様の意外な 近さ≠伝えました。「じつは、手を伸 ばせば届くところにある」「いや、もう その手のなかにある」と、たとえや行な いをとおして示されたのです。

それにしても、なぜ《国》なのでしょ うか。もとの意味は「王国」。もちろん、 革命を起こすとか、自分が王様になる、 という話ではありません。もっと単純な ことで、「救いは、みんなのものだ」「神 様の義と愛を独り占めしてはいけない」 と、イエス様は伝えたかったのです。そ の命をかけて。

神の国は、いわば道しるべ=B神様 の思いが、人と人の間で形になって表れ るよう、人間に託されたわざなのです。 もちろん欠けだらけ、不完全なものにす ぎません。でも、神様の思いに少しでも、 少しずつでも近づきたいものです。まず は、イエス様の指の先に示されたものを 見つめることから始めましょう。

>>今月の標語へ戻る
>>トップページへ戻る