2018年 2月 「信仰うすき者たちよ」

マタイによる福音書

 6 章 30節

  2月 の 標 語

イエス様は弟子たちに繰り返しこう 言われました。たとえば、山上の説教の 中で、嵐の湖では2度も、またイエス様 の代わりに悪霊に取りつかれた子を癒 そうとして失敗したときにも…。

弟子たちはどう思ったのでしょう? 厳しい叱責に、弟子としてのふがいなさ を痛感したでしょうか? 信仰が「薄 い」とは直訳すると「少ない」ことです から、何かが、それも大切な何かが足り なかったことは確かです。自分の本当の 思い、願いが伝わっていないという、イ エス様のいら立ちが伝わってきます。

と同時に、弟子たちに信仰が「無い」 と言っているのではありません。薄くて も、小さくても確かにある、いわば信仰 の種≠フようなものを、イエス様はち ゃんと見ているのです。

信仰は、大きく、強く、篤( あつ ) いも のとは限りません。むしろ逆のことが多 いわけです。たとえ薄皮一枚のような信 仰でも、そこから始まるものがあること を教えるために、イエス様は独り十字架 に向かって歩き始めるのです。

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