いままでの標語(2007)

2007年 11月 「御恵みはとこしえに」

詩編23の6

 「主はわたしの羊飼い」と始まるこの詩編。私という羊を、緑の牧場や憩いの水べで養い、どんな危険からも守ってくれる羊飼い。そんな神様に対する感謝と信頼の詩です。ところが、その結びにこうあります。「私は主の家に帰ろう」と。

 じつは、今まで神様から離れていたんですね。迷える羊だったのです。でも神様ときたら、そんな私から離れなかった。それどころか「いつもわたしを追う」のです。私が神様を忘れてしまっても、時には追い払うようなことをしても、神様はしつこく追いかけてきた。羊は、そのことにようやく気づいたのです。

 「御恵みはとこしえ(永遠)に」―「とこしえ」というのは、同じ状態がどこまでもずっと続くことではありません。むしろ、神様の恵みが人生の闇の中、谷底までも追ってくるということ。神様の慈しみが、毎日の生活のほんの些細な出来事にもとことん関わろうとすることです。そんなひたむきな御恵みが、今日もこの私を追いかけているのです。そのことに気づく私でありたいものです。