2020年 6月 「新しい歌を、主に」 

 詩編98編1節

  6月 の 標 語

 聖書には「新しい歌」という表現がたくさん出てきます。特に賛美の源である詩編に多く、現代も生き続けています。その「新しさ」は、次々に発表される新曲のような新しさではなく、何回歌っても決して古くはならない、時を超えた新しさなのです。しかも、詩編は、新しい歌を「歌え!」と命じます。神様の驚くべき救いの業に感激して、喜びがあふれ出し、誰かと分かち合いたいのです

 そんな賛美が今も新しく響くのは、主の御業が日々新たになされているからです。苦難や災いにあっても、今日を生きる私たちと、神様ご自身が思いを新たにして向き合ってくださいます。じつは、神様は、いつもそうやって関わってこられたのです。そして私たちも、そのことに気づくとき、まるで初めてのことのように、心新たに感動し、賛美するのです。まるで神様とのライブのように。

 世の初めから終わりまで、そしてまさに今この時にこそ、変わることなく吹き続ける神様の風を受け、主に向かって「新しい歌」を歌いましょう、共に!

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