今月の標語

2008年 5月 「 風は思いのままに 」

ヨハネによる福音書 3章8節

 聖書にはたくさんの「風」が吹いています。そよ風、つむじ風、それに大嵐。逆風もあれば追い風もあります。しかし、聖書で風と言えば「神様の風」。自然現象も、天罰も御恵みも、神様はいろんな風を《思いのままに》吹かせるのです。

 あの聖霊降臨の瞬間にも風が吹いていました。《突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ》た、と聖書にあります(使徒言行録2の2)。これは、打ちひしがれていた弟子たちの心に吹いた突風でした。でもそれは、彼らを倒すのではなく、起き上がらせました。

 人を生かすために吹く神様の風―これを「聖霊」と呼ぶわけです。立ち止まったままの足に、すっかり固くなった心に吹きかけられる神様の風。正面から激しく吹きつけてくることも、狭いすき間を縫って吹いてくることもあります。

 ただ、どの風も「神様の思い」を運んでいるのです。ですから私たちも、その風の中に、自分の思いではなく、神様の思いを感じ取ることが大切なのです。