2020年 7月 「神 は わ が 力」 

 詩編46編

  7月 の 標 語

 「神様って、どんな方?」―この問いに、聖書はあの手この手で答えようとします。旧約では、戦いの要である「砦」に「やぐら」、町々に備えられた「避け所」(避難所)、羊の群れの「飼い主」にたとえられます。新約なら、イエス様のたとえ話に「父」「主人」「農夫」「裁判官」として登場します。聖書全体をとおして、力づよい方、慈しみ深い方、心の広いやさしい方、逆に正しく厳格な方と、いろんな言い方が出てきます。

 じつは、どれも、神様のある姿を描いているのです。人間に、どこまでも深く関わり続ける方。裁きつつも、憐れみ慈しむ方。慰め励まし、見守り養い、ゆるし、執り成し、そして導く―まさに「神はわが力なり」(讃美歌21 457番)

 たとえ方がいろいろあるのは当然です。人それぞれの個性に合わせ、人生のさまざまな局面に寄り添い続けるからこその、神様の豊かさなのです。そして神様のほうでも、楽しみに待っておられるのです。「神様って、こんな方」という、今のこの私ならではのたとえを。

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