2021年 4月「できるかぎりのことをした」
(マルコによる福音書14章8節)
4月 の 標 語
〝復活〟といえば、イエス様の出来事。十字架で亡くなられたのに、死からよみがえられたことを指します。ただ、それを裏返せば、もう１つの〝復活〟が見えてきます。「イエス様は生きておられる」という実感が、死してなお弟子たちの間に徐々に広がり、教会を生み出す原動力となりました。イエス様の「人の子としての生」が、弟子たちを生かす「神の子としての生」に、いわば深化したのです。
じつは「復活」という言葉は、「再び起き上がる」という意味です。それはイエス様だけではありません。弟子たちも「再び起き上がった」＝再起したということ。この弟子たちの〝復活〟があって、はじめてイエス様の「神の国プロジェクト」は本格始動するのです。そして、その業は、今この時も、鋭意継続中！
究極の〝仕え人〟キリストに倣いて―私たち一人ひとりがイエス様の〝復活の命〟を生きているのです。それぞれが《できるかぎりのこと》をしながら。