2021年 7月「執り成しの現場」

(ローマ信徒への手紙一8章26節 )

  7月 の 標 語

 聖書には「執り成す」人の姿が描かれています。旧約のアブラハムやモーセ、そして預言者たち… 。皆、神様と人の間を取り次ぐ「仲介者」として、自分の人生をささげました。新約では、イエス様が神と人との間に立ち、十字架につけられ、「父よ、彼らをお赦し下さい」と、命を注ぎ出すようにして執り成し、祈られました。

 この「執り成しの祈り」は、自分以外の人のための祈りです。家族や友人、教会の人。更には世界の苦しむ人々のためになど、その対象は広がっていきます。そして使徒パウロは、関わった教会の人々にたくさんの手紙を書きました。それは「執り成し」そのもの。人と人、そして神と人との間で、様々な問題に答え、祈っています。パウロは言います。《霊℃ゥらが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださる》と。

 神と人、さらに人と人の間に立つ執り成しの現場では、こうして霊℃ゥらが働きかけ、弱い私たちを用いて、神の業がなされていくのです。

 日々の暮らしが、その現場なのです。

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