2021年 11月「ひれ伏し感謝した」

(ルカによる福音書17章16節 )

  11月 の 標 語

  感謝という言葉は、手紙にいく度も書き、よく口にもします。込められているのは「ありがとう」という御礼の気持ですね。

  聖書にも、感謝の場面がたくさん描かれていますが、少し質が違うようです。どの場面にもあふれているのがそれこそ「有り難い」という思い。神様の憐れみや慈しみへの深い気づきです。

  たとえば重い皮膚病が癒されイエス様の元に帰ってきた男性は、その足元に、ひれ伏して感謝したとあります。有り得ないような愛の業に触れ、抑えようのない喜びに満たされ、大声で賛美しながら戻って来たのです。イエス様もこの人を祝福されました。賛美と感謝、そして祝福―私たちの礼拝と同じことが、ここで起きています。

  この小さな礼拝こそ、私たちの原点なのです。日常の何気ない小さな感謝。それは礼拝の始まり。そして、時には、まるで「ひれ伏し感謝」するようなときも。一人ひとりのそんな感謝こそが礼拝を、そして教会を支えているのです。

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