( 3 月 の 標 語 )

「 予告された死 」 ルカ9章22節

 《わたしを何者だと言うのか》とイエス様に問われた時、弟子のペトロは答えました。― 《神からのメシアです》と。この告白にイエス様の霊≠ヘうごめきました。だれにも話すなと命じ、《人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺される》と、ご自分の死を予告されたのです。

 イエス様は、神様のうごめく霊≠フ働きをいつも感じ取り、「だから、わたしも働くのだ」と、人々を憐れみ、いやしてきました。そのイエス様の働きが、ペトロの信仰告白によって、確かな方向を示すようになったのです。しかし予告されたのは「死」でした。それも、もっとも残虐な処刑だった十字架刑… 。

  それでも霊のうごめき≠ヘ止まりません。「予告された死」へと向かうイエス様に、怖くて尋ねることもできないまま従った弟子たち。しかし、やがて気づくのです。十字架の向こうにたどりついた時に。予告されてたのは、じつは救い≠セったことを。

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