( 6月 の 標 語 )「待ち望む者に、主は」(イザヤ書64章3節)

  "弟子≠ェ使徒≠ノ― この大変身は、神様の見えない働きかけによるものだった、と使徒言行録は伝えます。 ただ、この聖霊降臨≠ヘ、ある日突然起きたのではありません。イエス様の復活からちょうど 5 0日目に、時満ちて起きたのです。「時満ちるまで」の働きかけ、いわば「聖霊の充電期間」があったからなのです。

  じつは旧約聖書も、「聖霊は気づかないうちに働きかけている」と繰り返し強調しています。天地が造られたときも、出エジプトの旅路でもそうだったように、国が滅んで、再び奴隷の身におとしめられたときにも… その深い嘆きの中で祈り続け、救いを待ち望む者たちのために、神様は「事をなそう」とすでに動き始めている―預言者イザヤはそう断言します。

  人の生きし所に聖霊あり。神様の霊は、まさに息や風のように、その動きをけっして留めないのです。とくに苦難の中で喘ぎ求める者らのためには。


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