( 7月 の 標 語 )「主の霊のおられる所に」

    (コリント二 3章17節)

  

  神の霊は、世ができる前から水の面を動き、「土くれ」にすぎなかった人間に「神の息」として吹き込まれ、命の源となりました。この霊はやがて聖霊降臨を起こし、教会を生み出しました。そして人間の心と体に宿り、今なお生きる原動力となっています。

   私たちの体が、神様の働きである霊を宿す― 「まさかそんなすごいことが、この私に」という驚きとともに、「私はそんな器ではありません。とてもついていけません」という自分の声が聞こえてきます。内なる霊は、思ったより重たいのです。

  そんな私たちに、使徒パウロは「主の方に向き直れ」「主の霊のおられるところに自由がある」と呼びかけます。自分と向き合うだけで精いっぱいの私たちですが、ほんの少し向き直るだけで、主の霊と出会い、自由になれるのです。その時、心の覆いが除かれ、小さなかけらのような私たちが、神様に用いられる者となっていくのです。

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