今月の標語

2022年11月「み言葉の門が開く(3)」

(ペトロの手紙4章10節)

  極めつきの「み言葉の門」と言えば、イエス様でしょう。その門をくぐった者はみな「神の国」を目撃することになります。その光景を自分たちの手で実現したいと願う者も出てきました。こうして生まれたのが教会です。どれも、それぞれの地に建つ「み言葉の門」なのです。

  イエス様の願いを受け継ぐ― 教会のそんな決意を力強く伝えるのが、ヘブライ人への手紙からユダの手紙までの 公同書簡≠ナす。それぞれ個性豊かで、一見ばらばらに見えます。でも、すべてを地下茎のようにつないでいるのが、 まことの羊飼い≠ニいう幻なのです。

  たとえば第一ペトロはこう訴えます―た くさんの賜物を授かっているのだから、《神のさまざまな恵みの良き管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい》と。今や、良き羊飼いの業は、神様やイエス様、あるいは祭司や長老が担うだけでなく、群れの仲間が互いの羊飼いになる、という新しい幻となって、今を生きる私たちに迫ってくるのです。



>>今月の標語へ戻る
>>トップページへ戻る